お知らせ

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2023.07.21 スタッフブログ 手の組み方

みなさんは、お辞儀をするときなどに体の前で手を組むことがあると思いますが、右手と左手、どちらを上にして組んでいるでしょうか。何も考えず自然に組む場合や、特に決まりがなくどちらでも良い場合と、研修等で指導があったり会社のマニュアル等で決められている場合があります。正しいのは、 また今のスタンダードはどちらなのか…気になったので調べてみました。

<左手が上の場合>

右手が下、左手が上というのが一般的なようですが、これには意味があります。多くの人の利き手である右手は刀を持つ手、武器を持つ攻撃の手です。その右手を左手で押さえることにより「あなたに敵意はありません」という意志を表しているそうです。ホテルなどでは、左手が上と指導しているところが多いようです。

<右手が上の場合>

左手が下、右手が上というのも珍しくないようです。これは、利き手である右手を上に組むことで「いつでもお手伝いいたします」という意味が込められているそうです。デパートや航空業界などでは、「右手が上」に変わってきているところもあるようです。

また、手を後ろで組む方がいますが、ビジネスマナーとしてはNGです。横柄な態度に見えたり、武器を隠しているように見えて、相手に不安や不信感を与えます。

いかがでしたか?私が15年程前、接客業をしていた頃は左手が上でした。「昔、武士が刀を抜く時に右手で刀を抜くことから、その右手を左手で押さえることで刀が抜けなくなるため、お客様に敵意がありませんという意思表示です」と研修で教わり、それ以来左手を上にして組んでいます。業種や会社によって考え方も様々で、どちらが正解ということはないようですが、マニュアル等で決まっていて意味も理解した上で手を組むのと、そうでないのとでは大きく違います。たとえお客様が意味を知らなくても、お客様へのメッセージを明確に表示できるため、本人の自信に繋がり自然と笑顔で接客ができます。お出迎え、お見送り、待機などの場面や、サービス業でなくてもビジネスマナーとして知っていれば役に立つのではないでしょうか。