お知らせ

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2023.05.29 コラム 県内平均賃金は上昇傾向

令和5年5月22日、県産業労働部より春闘の調査結果第1報が公表されました。それによると、

・平均妥結額(賃上額)は7,488円で平成10年以来の7,000円台で大幅アップ

・ベースアップが実施された組合は回答のあった77組合中63組合で81.8%

 ということだそうです。

 また求人サイト「マイナビバイト」が同サイトで、4月に掲載されたパートアルバイトの平均時給を公表しています。これによると平均時給は1,120円で、前年同月比で+5.9%、62円の賃上げ状況となっているようです。

本年は物価高騰や人材不足とその確保の影響等の要因により、全国的な賃金上昇傾向が報道されていましたが、やはりこの傾向は長野県においても変わりはないようです。

ちなみに過去比較値がないのですが、求人サイト「イーアイデム」の調査(5月10日更新値)によると、同サイトに掲載される県内正社員求人の平均月給は211,076円となっているそうです。

これらを念頭に入れますと、採用や人材確保・維持定着のためには時給で1,000円以上、月給で200,000円以上を検討していかないと厳しくなってくるかもしれません。

 もちろん業種・職種によって平均賃金は時給で±100円、月給で±1万円位は変動してくると思います。また、労働者が賃金だけで会社を決めるものでもありませんが、やはり賃金は選択時の重要項目であることに間違いはありません。

相場感も、賃金決定の際の参考材料として加えて頂くことをお勧めいたします。