2019.08.06 スタッフブログ 夏に多く発症する尿路結石
連日猛暑が続いていますが、体調管理はいかがでしょうか?
この暑い時期に注意したいのは熱中症の他に、尿路結石があります。
尿路結石とは、腎臓から尿道に至る尿路に、尿中のカルシウムやシュウ酸などの成分が固まって出来る石のことで、腎臓や膀胱に出来ることがあり、このうち、腎臓と膀胱をつなぐ尿路に出来てしまうと、背中や脇腹に激しい痛みが起こります。尿管に結石が詰まることで、その上流に尿が溜まり、圧迫された腎臓が腫れて激しく痛むのだそうです。この激痛を伴う尿路結石は、日本人男性の7人に1人、女性は15人に1人が、一度はかかるといわれています。特に夏の時期は発汗量が増えて尿の濃度が高まり、発症が増えるそうです。
そんな尿路結石を防ぐには、
① 十分な水分を取り、尿を濃くしないこと
食事以外に1日2ℓ以上の水分摂取が薦められています。その際、緑茶やコーヒーには、結石の原因となるシュウ酸が多く含まれているため、水か麦茶やほうじ茶が良いそうです。
② 長い時間、尿を溜めないよう心がけること
尿意を催したら、我慢しないこと。また就寝前にはしっかり排尿しておくことも大切だそうです。
③ 肥満を防ぐこと
肥満度が増すと、結石の原因となる尿中の尿酸、シュウ酸などの濃度が高まるので、適度な運動と過食をしないことも大切だそうです。
④ プリン体摂取を控えること
レバーなどのプリン体を多く含む食品は摂りすぎないこと。ビールなら1日500㎖、日本酒なら一合程度にとどめるのが理想的だそうです。
また、カルシウムを取るもの効果的だそうです。結石の成分であるシュウ酸は、腸内でカルシウムと結合して、便として排出されるのだそうです。シュウ酸の多いコーヒーなどを飲んだり、葉物野菜を食べたりする際は、じゃこや乳製品などのカルシウムを多く含む食材と一緒に食べるのも良いかもしれません。
まだ暫く厳しい暑さが続くと思いますので、くれぐれも痛い思いをなさらないよう、以上のこと、ご留意くださいね。