お知らせ

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2019.05.20 スタッフブログ 東北一の山 鳥海山

 5月の10連休はどのようにお過ごしだったでしょうか。連休の観光地は何処も大混雑で、目的地にもなかなか到着できなかった方も多かったことと思います。そんな中、私は以前より行きたいと思っておりました東北の秋田県を中心とした日本海側に行ってまいりました。行きは旅館に着く時間の関係で東北自動車道周りで行きましたが、朝早かったせいもあり以外にスムースに宿泊地であります秋田の大館市に着くことができました。大館市は秋田犬会館や秋田県博物室等秋田犬の故郷です。5月3日は近くで日本最大の秋田犬展覧会があり、同じ宿にも外国の買い付けの方が宿泊しておりました。秋田犬は、ザギトワ選手のマサルでも有名になりましが、日本より海外が人気で、ブローカーの人もたくさん買い付けに来ているとのことでした。

 秋田県はユネスコ自然遺産として白神山地がありますが、2018年11月に男鹿半島のなまはげも文化遺産に登録されましたので、同一県に2つのユネスコ遺産があることとなりました。。なまはげは12月31日に夕方より催されるのですが、男鹿真山伝承館があり、いつでもなまはげ体験できるようになっています。この伝承館は男鹿半島の最先端のほうにあり、車でもかなり時間を要します。八郎潟は今は埋め立てられ陸続きの状態ですが、200年前は半島先端まではかなりの距離があったはずで、だからこそ、独自の文化が延々と引き継がれてきたのだと思われます。同じ文化遺産の富士山とは違い、その行いを伝承せていく文化遺産であるため、後継者不足が大きな問題のようです。

 帰りは時間に余裕があるため、高橋竹山の津軽三味線CDを聞きながら、日本海東北自動車道を南下してきました。最高の天気の中、左斜め前方に雪を被った大きな独立峰が見えてくるではありませんか。その山はなんと鳥海山でした。長野県に住んでいますと、雪山は珍しくないのですが、5月初旬の鳥海山はその雪の溶けかたが、同じ単独峰の富士山や浅間山とは違い、山頂から裾野まで斑に融雪がはじまり独特の風貌となています。鳥海山も当然日本100名山なのですが、目の当たりに見たのは今回が初めてで、こんなに美しい山が東北にあることに感銘をうけました。一生のうち一回は登っておきたい山の一つとなりました。

 日本海側の東北は、文化、風景ともに独自のものがたくさん残っており楽しみが尽きないところです。新潟県に入るころには津軽三味線の始祖「仁太坊」のCDも最終章となり、無事自宅に到着することができました。