2025.10.14 コラム 確認しましょう。 令和7年10 月の給与計算
①社会保険標準報酬月額の改定(定時決定)
算定基礎届による定時決定(9 月改定 10 月控除)を受けて、今月から多くの事業所で社会保険標準報酬月額が改定となります。
ただし、7 月改定、8 月改定、9 月改定の月額変更該当者は月額変更届が優先されますので定時決定通知書に該当被保険者が記載されている場合は除外しましょう。
②長野県の最低賃金 1,061 円に改定
9 月にお知らせしましたが、10 月 3 日から最低賃金の金額が変わりました。
10 月 3 日以降労働分が最低賃金未満の額になっていないか、再度確認しましょう。
~ 令和7年分の年末調整のポイント ~
◎「特定親族特別控除」の概要
令和7年度税制改正において創設され、令和7年分以後の所得税について適用されます。
【特定親族】
特定親族とは、居住者と生計を一にする年齢 19 歳以上 23 歳未満の親族(配偶者、青色事業専従者として給与の支払を受ける人及び白色事業専従者を除きます。)で合計所得金額が 58 万円超 123 万円以下(注)の人をいいます。
なお、親族には児童福祉法の規定により養育を委託された、いわゆる里子を含みます。
(注) 収入が給与だけの場合には、その年中の収入金額が 123 万円超 188 万円以下であれば、合計所得金額が 58 万円超 123 万円以下となります。
年末調整において特定親族特別控除の適用を受けようとする人は、給与の支払者に特定親族特別控除申告書を提出する必要があります。
【特定親族特別控除額 】
特定親族の合計所得金額 (収入が給与だけの場合の収入金額 ) | 特定親族特別控除額 |
58万円超 85 万円以下 (123 万円超 150 万円以下) | 63 万円 |
85万円超 90 万円以下 (150 万円超 155 万円以下) | 61 万円 |
90万円超 95 万円以下 (155 万円超 160 万円以下) | 51 万円 |
95万円超 100 万円以下 (160 万円超 165 万円以下) | 41 万円 |
100万円超 105 万円以下 (165 万円超 170 万円以下) | 31 万円 |
105万円超 110 万円以下 (170 万円超 175 万円以下) | 21 万円 |
110万円超 115 万円以下 (175 万円超 180 万円以下) | 11 万円 |
115万円超 120 万円以下 (180 万円超 185 万円以下) | 6 万円 |
120万円超 123 万円以下 (185 万円超 188 万円以下) | 3 万円 |