2025.02.14 お知らせ 税務行政DX~令和6年分所得税の確定申告
来週17日から、2024年分の所得税の確定申告が始まります。3月17日までの一ヶ月間と短期決戦です。
あらためて、所得税の確定申告は、1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得の金額と、それに対する所得税の金額を計算する手続きです。確定申告書を提出することで、源泉徴収された税金などとの過不足を精算する手続きのことです。
確定申告といえば、事業を行っている人が行うものという認識の人が多いと思われますが、最近では副業や投資を行う人も多いので、確定申告が必要となる場合があります。ご注意ください。
なお、株の取引があっても、NISAなどの非課税口座で取引している人や、特定口座で源泉徴収口座を選択して取引している人は確定申告を行う必要はありません。
「令和6年分の確定申告」はスマホ+マイナポータルからの申請がより便利に!
・国税庁は税務行政のDXを推進しているため、電子申告による手続きを推進している
・PCやスマートフォンから行う確定申告手続き(電子申告)が浸透してきている
これらを背景に、スマホでの確定申告がよりスムーズに行えるようにされています。
例えば、マイナポータル連携による電子申告では控除証明書等データの一括取得が可能です。確定申告書の該当項目に自動で入力してくれるという便利な機能となっています。
ちなみに、令和6年分の確定申告で対応している主なものは、給与所得の源泉徴収票、医療費、ふるさと納税、社会保険、生命保険、地震保険、住宅ローン控除関係などです。
・事前にマイナポータルアプリでマイナポータルの利用者登録が必要
・控除証明書の発行主体がマイナポータル連携に対応していない場合は利用不可
利用にあたってはこれらにもご注意ください。
余談ですが、PayPayではCSV形式で直近2年間の取引履歴がダウンロードできるようになっています。こちらも、確定申告作業には便利な機能となっています。
いずれにしても、期限内申告をお忘れなく。
◆所得税・贈与税の申告・納付は 3月17日(月)◆
◆個人事業者の消費税等申告・納付は 3月31日(月)◆