2025.02.07 コラム 労働安全衛生法改正について建議がありました
1月17日、労働政策審議会が「今後の労働安全衛生対策について(報告)」を建議し、公表しました。
主な内容は、
1.個人事業者等の安全衛生対策
個人事業者を「事業を行うもので労働者を使用しないも」として安全衛生法への位置付けをし、新たに事業主や注文主等による安全衛生措置の対象とする。
2.職場のメンタルヘルス対策
事業規模にかかわらずストレスチェックの実施を義務化
3.高年齢労働者の労働災害防止
高年齢者の特性に配慮した作業環境の改善や適切な作業管理等を講じることを事業者への努力義務化とする
等です。
厚生労働省ではこの建議を踏まえて法律案要綱を作成し、労働政策審議会に諮問する予定とのことです。
1の個人事業者への安全衛生対策は特に建設系で個人事業者への下請けを実施している事業者様は今後の動向に注視が必要かもしれません。
また、2のストレスチェックの全事業者義務化も気になるところです。
未実施の事業所様は準備検討が必要になりそうです。
詳しくはhttps://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000073981_00020.htmlをご参照ください。