2022.11.10 コラム 確認しましょう 11 月の給与計算
年末調整を進めるにあたり、注意点や毎年間違いの多い点について確認しましょう。
□源泉徴収票、各種控除証明書等は「当年分」のものか確認しましょう
問題点:前年分を提出する方がいる
解決策:「令和 4 年」「2022 年」分を提出して頂くよう配布時にアナウンスし、回収時に確認
(添付ファイル②の添付書類貼付用紙に注意事項として記載されています。ご活用下さい。)
□扶養控除等(異動)申告書 扶養親族の所得の見積額について
問題点:未記入や収入金額で提出する方がいる
解決策:配布時にアナウンス。回収時に確認し、未記入の場合は記入後再提出して頂く
収入とは、会社から支払われた給与・賞与の「課税対象支給額」の合計。(非課税交通費を除いた金額)
所得とは、給与収入額から給与所得控除額を差し引いた金額。計算方法の表に当てはめて計算。
他にも、以下のような確認事項があります。
変更がある場合は、二重線や赤字で記入するなど、分かりやすく記入してもらいましょう。
□住所変更の有無
令和 4 年 12 月 31 日時点の住所を扶養控除等申告書等に分かるように記入して頂く。
□扶養親族が当年に死亡した場合
当年は扶養できるため、死亡日を記入して頂く。
確認作業を効率よく進めるためのツールをご提案いたします。
⑴ 年末調整 添付書類貼付用紙の活用
問題点:保険料控除等申告書の裏面に証明書等を貼ると、確認しづらいため時間がかかる
解決策:専用の貼付用紙を使用することにより、効率よく確認作業が進められる
・給与計算システム PX2 では、システムから印刷ができます。[年末調整に必要な書類の提出用紙(PDF)]
・システム未利用の場合は、[年末調整 添付書類 貼付欄(PDF)]をご使用下さい。
⑵ 令和 4 年分年末調整チェックシート(PDF)
・従業員に配布する場合は、①②のどちらかと両面印刷にして配布すると便利です。
・配布しない場合は、回収後のチェック等にご活用下さい。